” 薬膳 ” を少しだけご紹介

薬膳は、歴史が古く紀元前3000年ほど前の中国で誕生しました。
また漢方と同じで「中医学」から理論に基づいて作れられた食事であり、
体の不調(未病の症状)を整え病気を「未然」に防ぐものとされています。
※未病・・・検査などで特に異常が見つからない、治療法が分からないなどを「未病」の状態といいます。

また薬膳は東洋医学の教えである「気(き)」「血(けつ)」「水(すい)」のバランスが重要と言えます。
なぜ重要になるのか、下記で少し紹介したいと思います。

「気」・・・体内を循環するエネルギーを指します。血行をよくする、病原菌から体を守るなど、人体を成長させる働きがあります。
人が生まれながらに「気」をもっていますが、食べ物から補ってエネルギーを生成できるため、「気」が不足した時に食生活で体を元の状態に戻すことができます。

「血」・・・体の各器官や組織に血液や栄養を循環させる役割を持ちます。
また、「気」が不足すると、「血」や「水」に影響を与えるため、「血」を体の隅々まで届けるために、エネルギーである「気」が必要となります。
このように、「血」は単体では成立せず、「気・血・水」が関係し合っています。
「血」が停滞しないように、食べ物で血液を補い、軽い運動をするなど、血流を良くすることが大事だと言えます。

「水」・・・体液は大きく分けて、血管の中を通る「血」と、血管の外でも機能する「水」に分類されます。
「水」はリンパ液、涙、唾液、汗など体液に分類され「血」と異なり、老廃物を排出する役割があります。
水の流れが悪くなると代謝が悪くなるので、健康に左右されてしまうため注意です。

まとめますと気・血・水のバランスが崩れてしまうことで、体の様々な器官や組織が働かなくなってしまいます。
その結果、健康に影響を与えてしまうのです。

多くの方が悩まれている「頭痛」や「倦怠感」などの症状や、「なんとなく不調を感じる」、「体質だから」と諦めている方にも薬膳はおすすめになります。

The tea ceremony. The woman pours hot water into the teapot with tea

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